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2003年に必要な改革
 
「明けましておめでとうございます。 明治維新の廃藩置県はすごいですね。下級武士が、大名の国を全て取り上げたのですから。今に置き換えれば、既存省庁公団総廃止、官僚総入れ替えとか、都道府県のの廃止に等しいことです。今の日本では到底できそうもありませんが、その位の改革が今の日本にも必要だと思います。

2003年に必要な改革

 今の日本には明治維新の廃藩置県に匹敵する改革が必要と思います。 初夢として、私なら次のような改革をやりたいですね。

 まず国民に夢とビジョンを示す。

「緑豊かで住み良い国。ハイテク技術が人間生活を豊かにする国づくり」 とでもしておきましょう。

 具体的には、ハイテクインテリジェントビルと緑を調和させる街づくりを促進する。都心の小規模土地やビルを優遇税制で集合させ、空き地に樹木を増やす。樹木を保有管理する人には税制上優遇する。土地や建物の値段を下げ、住まいやオフィスの一人あたり専有面積と樹木保有率を倍増する。太陽電池、風力発電、燃料電池のクリーンエネルギーその他ハイテク技術が国の隅々にまで行き渡るシステムを推進する。屋根付きの自転車専用道路を造り、その屋根上にリニアやモノレールの貨物自動配送路線網を全国につくる。これだけでも経済は前向きに回転し出し、技術が地球環境を保全し人間生活を豊かにすることが体験できると思います。

 お年寄りや身障者を大事にする思いやり教育を充実し、援助ボランティアは税制上優遇または将来自己が受けられる貯蓄とする制度とし、介護保険の負担を減らし、親身で豊かな老後の環境をつくる。

 予防医療、健康増進の食生活やスポーツ趣味活動の地域ボランティア活動を推進し、医療費を減らし必要なハイテク医療を充実する。

 制度改革としては

[1]都道府県を廃止し、8州程度とし、地方の徴税権、立法権を強化し。地方自治を徹底する。不要な業務、例えば印鑑証明書や住民票、戸籍謄本の発行などはもっと効率的でセキュリティの高い代替制度にする。

[2]省庁や外郭法人をすべて廃止し、新制度とする。国家機関や地方機関を民間と協同化させ、競争化させる。具体的には、役所に民間人を大幅に入れ民主的に活性化させる。他方、郵政省と黒ネコヤマトのように競争させる。例えば、交通違反や窃盗などはセコムなどの一定規模の警備会社に逮捕権、捜査権を与え、警察と競争させる。斬新な制度改革提案を大募集し実現を競わせる。

[3]税制を抜本的に改革し、大幅減税する。当面の景気回復のため、株価上昇をめざす。株の譲渡所得税を当面ゼロとする。上場株保有の相続税も一定程度までゼロとする。 若者のベンチャー設立資金や有望な既存企業への個人の直接投資へは税制上優遇する。

[4]教育制度も民間と協同し、人への思いやりや倫理を重視し独創性多様性を重視する改革をする。

[5]2期以上やっている政治家はすべてやめてもらい議員の2期以上の多選を禁止する。しかし政治家を選ぶ国民の民主意識が低ければどのような制度にしても結局「その国の政治のレベルはその国民のレベルに等しい」ことになります。民主主義とは何かという教育や啓発活動しかないでしょう。

 いずれにせよこの程度のことを2003年中に着手する迅速性が必要です。

 さもなければ、次のような悪夢のシナリオとなる可能性も高いのです 国民に夢とビジョンを示すリーダーシップのある高邁な政治家はおらず、高級官僚の腐敗とへまが続発し、諸外国から馬鹿にされ、国、地方、外郭団体の赤字が1300兆円を超え、国家破産の臨界点に達し、国債大暴落、円大暴落、ハイパーインフレで国民の預貯金1300兆円が紙切れとなり、年金破綻、国家財政破綻、物価高と大増税に耐えられない企業や個人の破産がピークを迎え、有望な企業や人材や富の日本大脱走、失業率大増大、諸外国からは「最悪の日本病にだけはなるな」といわれる地盤沈下スパイラルが始まる。

 どうか今年こそはよい年の始まりであって欲しいものですね。
   
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